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Dr.新原の健康講座

2017年2月14日 火曜日 11:27

リュウマチの話

リュウマチと言いますと、一般的には自己免疫症による関節炎のことを指します。この病気の原因はまだはっきりと解明されてはいませんが、一部では関節に進入した感染に対する過剰な免疫反応によるものだと言われています。しかし、それらの免疫反応は感染だけとは限らないようです。どちらにしろ、その過剰免疫反応が骨と骨をつなぐ関節を炎症させ、ひどい場合にはその部分を一部破壊してしまうこともあり、そのせいで関節が変形されることもしばしばです。

 症状としては関節部分の腫れ、そしてそれに伴う熱と痛みがあります。病気が進みますと、関節、その中でも特に手指の関節の変形がみられ、手足の機能がとても低下します。腕や足の節々も影響され、ひどい時にはほとんど自分では日常の生活を営む事が出来ず、簡単な作業をするのにも、周りの助けが必要になります。もう一つの症状ですが、朝起きた時、手がこわばり、普通に使えるようになるまでに少し時間がかかることがよく見られます。

 リュウマチにかかる年齢は、若い方からお年寄りまで様々ですが、年齢が高くなるにつれて、かかる確率も高くなります。

 治療でまず大切なのは、無理をしないことです。関節が腫れて痛む時は体全体を休め、炎症している関節は動かさないことです。腫れている関節を冷やすこと、温めることを交互にすることにより炎症を抑え、血行を良くすることも、ある程度効果があります。もちろん、抗炎症剤もとても大切です。主治医の説明を受け上手に非ステロイド系抗炎症剤を使っていくことは、関節の破壊を防ぎます。

 症状がひどくなりますと、ステロイドに頼る場合もあります。ステロイドというのは、とても強い抗炎症剤なのですが、長期利用するにあたり副作用も強く、結果的には長期使用では、骨、皮膚をはじめ他の体の部分が悪くなってしまうことが多いので、必要とされた場合は主治医とよく相談しながらお使い下さい、できることならばステロイドは短期使用にとどめておきたいものです。

 近年、とても強力な薬が開発されました。これは抗TNF剤というものですが、とてもひどいケースに使われます。以前は何をしても変形した関節などを元に戻すことは難しかったのですが、この薬の出現によりそれも可能になってきました。しかしこの薬は免疫力をとても低下させてしまうため、感染や癌などにとてもかかりやすくなります。ですので今は生命に関わるようなひどいケースのリュウマチに限られて使われているのが現状です。

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プロフィール

Dr. Yutaka Niihara(新原豊), MD, MPH

1959年生まれ。東京都出身。
ロマ・リンダ大学宗教学科卒、同大学医学部卒。
ハーバード大学公衆衛生学修士卒。
Emmaus Life Sciences, Inc. President and CEO
UCLA 医学部教授(University of California, Los Angeles Harbor-UCLA Medical Center)

エマウス・メディカル・ジャパン株式会社

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