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Dr.新原の健康講座

2018年3月19日 月曜日 10:21

時差ボケの話

何事をするにも世界を視野に入れて多くの方々が動いているように感じられます。仕事、休暇等の移動も毎年、平均距離が長くなり、旅行期間が短くなり、頻度が増え続けているのではないでしょうか。

時差ボケが起こるのは私達体内に時計が有るからです。この体内時計が寝起などに必要なホルモンの分泌される時間をコントロールしてくれ、そのおかげで私達の生活のサイクルが作られています。面白い事にこの時計の一日は実際の一日の時間数の24時間より一時間長く25時間です。しかし毎日私達の生活習慣のおかげで1時間リセットされています。この一時間違いが意外に大切で、時差のある所に移ったり、生活習慣のスケジュールを仕事の都合で変えないといけない時にそれに対応しやすくしているようです。どう言う事かといいますと、世界で一番時差のある場所でも比例差は12時間です。つまりどんな遠くへ移ったとしても約12日で体内時計は新しい土地の時間に慣れると言う事です。又一時間長いため、東から西に動く方がその逆よりも比例時間が遅くなるので負担が少ないようです。

時差のある場所に移った時、まず大切なのは日のあたる時間に軽い運動をする事です。昼寝も良いですが部屋はあまり暗くせず休まれ、少し疲れが取れたら思い切って外に出て日に当たってください。太陽の光は体内時計のリセットにとても大切であることが分かっています。西から東へ移り、夜寝つけない時は少量の睡眠薬を処方して頂くのも一つの方法です。反対に東から西へ移ると朝が早くなります。この時は睡眠薬はお勧めできません。それよりも朝の早い時間を工夫して使うことが良いと思います。朝2時ごろから起きていても、たいていの場合日中は問題なく生活できるはずです。どちらにしても疲れを感じるとき、休みを上手く取るようにすることと日中に適当な運動することを覚えてください。お酒タバコを控えられ食事も軽くバランスよくお取りください。

地球の裏まで何日もかけて移動するなら、体内時計が目的地に着くまでに丁度良く調整されるのですが、最近では動くスピードが早くなり、一日一時間ぐらいの修正ではとてもついていけないものです。そんな社会になった今、それについていくために工夫しないといけません。時差ボケとは言え、そのために事故が起きたり、大切な決断の判断を間違えたり、心臓などの臓器に負担がかかるなどきちんと対応を考えないといけない現象です。

それでは又この次まで。体内時計も大切にしてあげてください。

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プロフィール

Dr. Yutaka Niihara(新原豊), MD, MPH

1959年生まれ。東京都出身。
ロマ・リンダ大学宗教学科卒、同大学医学部卒。
ハーバード大学公衆衛生学修士卒。
Emmaus Life Sciences, Inc. President and CEO
UCLA 医学部教授(University of California, Los Angeles Harbor-UCLA Medical Center)

エマウス・メディカル・ジャパン株式会社

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