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Dr.新原の健康講座

2018年10月19日 金曜日 09:37

高血圧の話

誰でも身近な人、またはご自身が高血圧の診断を下された事があると思います。しかし、頻繁に聞く診断ですので、結構真剣に取られない事も多い病名です。皆様を心配させるつもりはもちろん毛頭もありませんが、今日はこの疾患についてその破壊力の潜在性を少しでも理解していただいて、それに積極的に対処していただきたいと願いつつ、このコラムを書いております。

まずはその破壊力ですが、高血圧は次のような病気の原因となります。脳梗塞、脳出血、心筋梗塞、狭心症、腎臓不全、動脈瘤、その他数多くの生死に、または生活の豊かさに大きく影響を及ぼす病気のもとです。

いったい何が高血圧をもたらすのでしょうか?色々な理由と原因がありますが、たいていの場合は体のどこかに十分に血液が流れていない事を体自体が察し、それに対処しようとしているのです。ですから運動しているときなどは体の必要に合わせて健康的に運動中だけ適度に血圧も上がります。

しかし運動していないときでも血圧が上がるようになるのは、血管に異常が生じて血液が流れにくくなるときなどです。このような状態が非常に危険です。

血管や血液に異常をもたらす環境は、自分で毎日体内にせっせと造っていることが多いのをご存じですか。脂肪の多い食事をされた後に採血をしますと、血中に吸収された脂肪分を目の当たりにする事が出来ます。普通は赤色ですが水のようにさらさらと流れる血も、脂肪分を沢山含みますとピンク色になり、ドロドロとするのが良く分かります。無論、誰でもたまに天ぷらとか、油身の多いステーキなどを食べられる事もあると思います。私たちの体はそれなりに良く出来ていまして、それらのドロドロとした脂肪もテキパキと代謝して、体にある程度必要な善玉コレステロールや体脂肪に変えてくれます。ただ運動もあまりせずに、いつもそのような食事ばかりしていると、脂肪分が十分に代謝しきれず、それが「悪玉」と言われるコレステロールとして溜まっていってしまいます。脂肪の多い食事の後のドロドロとした血や悪玉コレステロールは、長い間血中にありますと血管の内皮をとても傷めます。そうしますと余計に血液の循環が悪くなり、高血圧や心筋梗塞、又脳梗塞などになりやすくなります。

言うまでもなく、タバコも血圧にはよくありません。タバコは血管をまず必要以上に収縮させ、血小板を異常活性させ、血をベタベタにさせ、その上に血管を直接傷めます。他にも害の非常に多いタバコですが、血圧にもとても悪いです。

当たり前ですが、上記の問題は生活習慣を変えることでほとんど改善できます。野菜、果物、ナッツを中心とした食事を摂り、タバコを控え、適度のお酒の生活、それに日々適度の運動(あまりストレスのかからないもの)を加えた生活習慣を実行する事ができれば、大半の高血圧は「高潔明日」に変わります。それでは次回まで健康的な生活をお送りください。

 

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プロフィール

Dr. Yutaka Niihara(新原豊), MD, MPH

1959年生まれ。東京都出身。
ロマ・リンダ大学宗教学科卒、同大学医学部卒。
ハーバード大学公衆衛生学修士卒。
Emmaus Life Sciences, Inc. President and CEO
UCLA 医学部教授(University of California, Los Angeles Harbor-UCLA Medical Center)

エマウス・メディカル・ジャパン株式会社

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